2021年もっとも出番の多かった オーバーゼアAGS1010m/mh
2021年3月に発売したオーバーゼアシリーズのAGSモデル。
筆者は無印、airと発売当初からオーバーゼアシリーズを愛用しておりました。
しかし、筆者の釣行スタイルは電車や飛行機等での遠征も多く2ピースロッドは持ち運びにやや難あり。
遠征にはラテオモバイルシリーズを愛用していましたが・・・
なんと今回のオーバーゼアは4ピース!
賛否両論あるかと思いますが個人的には心にささったポイントの1つでした。
また9.7フィートから11フィートまで少し長めのラインナップもサーフや、多摩川下流などの大型河川、地磯などの釣行が多い筆者にぴったりでした。
3月発売のタイミングで筆者はシリーズ全3本を購入。
今回は何だかんだともっとも使用頻度の高かったオーバーゼアAGS1010m/mhのレビューをしていきます!
オーバーゼアAGS109ml/mの記事はこちら!
オーバーゼアAGS1010m/mhについて
特徴
ダイワさんから出てる4ピース、10ft以上のロッド中では
キャストウェイト、ジグウェイトともにもっとも重いです!
※2021年現在
ロッドは軽く、長さやルアーウェイトの割には思ったより簡単に振りぬけます。
109ml/mと比べると繊細さは減っていますが、しゃっきりとしたティップでルアーの操作感やルアーの状況把握は手元にしっかり伝わるためとてもやりやすい印象でした。
軽いですがキャストや魚がかかった時はロッドパワーがしっかり仕事をして筆者はかなり助けられました。
全国のサーフで青物やフラット、浅めの地磯でヒラスズキやロックフィッシュなど狙うのにもってこいの竿だと思います!
スペックについて下記のリンクからDAIWAさんの公式ホームページを見てください!
ルアーの操作感
ロッドは長いですがブランクはしゃっきりしているため、メタルジグのジャーキングはとてもやりやすいです。
ただし、これはロングロッド全般に言えますが足場の低いところやサーフなどでロッドを下向きにジャークすることはちょっと大変。
ロングロッドなので使う場所は選ぶと思います。
セットアッパーなどのぶりぶり動くミノーはほどよく振動が伝わり、泳いでる感じがわかりますが、シンペンの微細な動きまでは手元に伝わらないです。
メタルバイブやメタルジグ、ヘビーミノーなどルアーを操作することに長けているように感じました。
またダイビングペンシルのバブリングアクションでもかなり使え、ロッドがほどよくしゃっきりしているためミスダイブすることも少なく感じました。
※ルアーによって変わると思いますのであくまで筆者が使っていたルアーでのお話になります。
キャスト感
ロッドはしゃっきりしており、バットもしっかりとして硬いですがロッド自体が軽いためキャスト時は自身の力でしっかりと振りぬく必要があります。
※重い竿は振ることが自体が難しくはなりますが、振りぬく時は竿の自重によって勝手に下向きに竿が落ちるように筆者は感じています。
4ピースロッドとは思えないキャストフィーリングで同価格帯の2ピースロッドと同じかそれ以上に飛距離がでるように思いました。
投げやすいルアーは30g前後のプラグと40gまでのメタルジグやバイブレーション。
50g~60gも問題なく振りぬけます。
しかし思ったよりキャスト時にロッドが曲がらないため急激な不可をかけると少し心もとないように思います。
ペンデュラムキャストであれば重いルアーでも投げれますが60gをメインで使うのであればオーバーゼアグランデクラスのロッドのほうがいいと思います。
サーフで60gを投げる場面も少ないと思うので特に問題はないかなと筆者は思います。
※ただしこのロッド一本で遠征にいくと水深が20m以上で流れのはやいような場所ではどうしても60gを投げたいシーンはありました。
また軽いルアーは10gくらいから問題なくキャストできますが重いルアー同様にしっかりロッドにルアーの重さを乗せないと飛ばすのは難しいように感じます。
ダイワLTコンセプトの4000番だと軽すぎてバランスが悪く、ウェイトバランサーをつけるか5000番台のリールのほうが筆者は投げやすく感じました。
※発売当初はルビアスエアリティの4000番をつけておりましたが現在は19セルテート5000番をつけています。
実釣行でのインプレ
青物

上の写真は和歌山地磯での釣行時のものです。
この日はひっきりなしにダツがかかり、交わしながら必死に青物を狙っておりましたが本命の青物がようやくヒット!
したのですが、タモがない笑
同行者も同時に釣れてしまい私のタモを使っていたようで、どうしようかと思いましたが大して大きくないのでぶっこぬきました!
※魚の抜きあげはロッドのとてつもなく負荷がかかるのでNGです。
どうしようもなく抜きあげましたが1010m/mhはへっちゃらでした。
実はこの釣行以外にも同じような場面でイナダを抜きあげましたがその時も問題なくあがりました。
50cmくらいまでの青物なら抜きあげれるほどのパワーを秘めたロッド。
小型青物程度ならぐいぐい引き寄せることができました。

上の画像は水深が15m近くある静岡の某ゴロタサーフ。
波打ち際の駆け上がりがすごく急で、かつこの日は波も荒れており陸に出すのが大変でした。
かなり強引にひっぱり最後は無理やりあげましたがこのロッドのパワーであれば余裕。
まだまだいけるぞ!とオーバーゼアが語り掛けてくるようでした笑
ヒラメ・マゴチ


上記2枚は新潟のちょい磯とゴロタサーフでの釣行時の写真です。
ヒラメはソゲを卒業できないくらいのサイズ。このロッドなら何の問題もなく上げることができました。
そういう意味では座布団クラスではいと引きは楽しめないかもしれません笑
もう1枚の60cmオーバーのマゴチの時はさすがにロッドが暴れました。
マゴチは左右に頭をふるためロッドががんがん左右に振られましたが、1分程度で寄せきることができこのロッドのパワフルさを知る機会になりました。
まとめ
画像には出してないですが、このほかにもキジハタ、マハタなどのロックフィッシュ、ヒラスズキやマルスズキなどなど数々の魚をこのロッドで釣ってきました。
このロッドで一度だけ厳しい!となったのは70cmオーバーの青物を磯でかけたときに寄せることはできたのですが手前につっこまれて磯際をがりがり走られた時はさすがに制御しきれませんでした。
とはいうものの筆者の腕の問題もあるので(そもそも手前にきてるのであればすぐさまにランディングすればよかったので)ストラクチャーがうるさいような場所でモンスターがかかったときもそれなりに戦えると思います。
前半にも書いていますが
サーフでのフラットや青物
地磯でのスズキやロックフィッシュ
などにもってこい!のロッドだと思います。
みなさんもぜひオーバーゼアAGS1010m/mhを片手に旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
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