熟成したニジマスを調理 その2
前回釣れたニジマスを熟成させてみましたがこれが絶品!
うまみが濃縮されていて、刺身のクオリティが格段に上がりました。
前回は折角熟成したニジマスを調理するからには素材の味を活かしたシンプルな料理で仕上げよう!
という思いで酒蒸しを作ってみました。
今回はがっつりお食事がしたいと思い、お昼ごはんにピッタリなペペロンチーノを作りました!
※前回の続きとなっていますので
こちらの記事も見ていただけると嬉しいです!
<釣り編>
<熟成編>
<料理編>
レシピ(2人前)
材料
- スパゲッティ(1.4mm):200g
- ニジマス :半身
- キャベツ :1/8~1/10カット
- ニンニク :4片
- 鷹の爪 :3本
- パセリ :適量
Point!
ペペロンチーノの使用するスパゲッティは1.4mmが個人的なベスト!
また、オイル系はバリラのようなツルッとしたものより
ザラッとしたものが圧倒的においしいと思うので、ディ・チェコを選択!
少し高いかもしれませんが、本当においしいので是非お試しください!
旨く作れればチェーン店のパスタは超えられると思います!
調味料
- 塩:適量 (ニジマスの下味用)
- オリーブオイル(ピュア):大さじ4
- 茹でる用の水:1L (鍋の大きさに合わせてください)
- 茹でる用の塩:12g (水に対して1.2%)
作り方
下処理
①ニジマスの表面を洗う
②内蔵を取って、頭を切り落とす
③三枚おろしにして腹骨、中骨を取る
※私は既に熟成済みのニジマスを使用したので
頭を切り落とす工程から行いました。
調理
①野菜を1口サイズに切る
※野菜に関してですが、今回めんどくさいが勝り
切れているものを買ってきました(笑)

②ニジマスを1cmくらいのサイズに切り分ける
※適当で大丈夫です

③フライパンにオリーブを入れ、弱火でニンニクの香りを油に移す
目安はニンニクがきつね色になる前まで
※唐辛子もこのタイミングで入れてください
入れ忘れて後で入れました…
Point!
フレッシュのパセリがあればみじん切りにして一緒に加熱してください!
格段に旨くなります!
お前入れてないじゃん!って?
はい、すみません。
深夜に思い立って作ったので用意できませんでした(笑)

④ニジマスを加え、半生くらいまで火を通す

⑤火を中火にし、キャベツを加えしんなりするくらいまで炒める
Point!
余熱で火が入るのでシャキシャキが好きな人は好きな触感の少し手前まで加熱してください
個人的にはシャキシャキが好きなのでキャベツの葉っぱがしんなりしてきたら火を止めます
シナシナやクタクタが好きな方は、お玉いっぱいのお湯もしくは茹で汁を加えて煮てください!
その場合、後(⑨)で入れる茹で汁を減らしてください!


⑥鍋に水と塩を入れ強火で加熱する
Point!
ペペロンチーノに関しては水はなるべく少な目にしておくと乳化させやすくなりますので
小さい鍋を使うといいと思います!
塩は完全に溶かしてください!
また、思った以上に多く感じるかもしれませんが、
ゆで汁で全体の味付けをしますので、思い切って入れてください!


⑦沸騰したらスパゲッティを入れて表記より「-2分」短くゆでてください
ディ・チェコの場合「6分」なので「4分」です!
Point!
家庭だと作って食べるまで時間が掛かりますよね?
よく「-1分」っていう方が多いと思いますが
個人的には固めが好きっていうのもありますが「-2分」の方が
気持ちに余裕が出ますし、おいしいと思います!
「-1分」で少し柔らかいなぁ…って思うくらいなら
「-2分」で少し硬いなぁって思えれば取返しもつきますからね!

⑧盛り付けるお皿を温めておく
Point!
スパゲッティを取り出した後は基本的に加熱しませんので
なるべく冷めないようにお皿を温めておくとオイル系のパスタはグッとおいしくなります。
私の家では訳があってお湯が出ませんのでお鍋の上で温めています
(料金滞納とかではないです笑)
お皿が濡れると思いますので、キッチンペーパ等で水気はふき取ってください!

⑨スパゲッティをプライパンに移し、茹で汁を2杯加える
その後鍋を揺らし、スパゲッティを動かし乳化させる。
Point!
冷めないようになるべく手早く乳化させてください!
菜箸でぐるぐるかき混ぜてしまうとスパゲッティがちぎれてしまう可能性があるので
フライパンをうまく動かせない人はゴムベラを使うとやりやすいと思います!
また、この時油分が足りていない場合、追いオリーブオイルしちゃいましょう!
できれば⑤で野菜に火を通しているときに判断しておくといいと思います!
乳化の判定は、よく分からない方は加えた茹で汁が9割近くなくなり
少し白っぽくとろみがありそうな液体に変化していればOKです!
パサパサでもびちょびちょでもNGです!
ツヤツヤでねちょねちょがOKです!

⑩盛り付けてパセリを振りかけて完成!
Point!
パセリはフレッシュがあればみじん切りしたものを振りかけてください!

食べてみた感想
普通にお店で食べたいくらいのレベルになりました!
ニジマスあまりにも万能すぎやしませんかねぇ~
オリーブオイルの中泳いでた?ってくらい馴染んでいて
一切違和感を感じない優秀な食材だと改めて思いました。
キャベツは必須でしたね。
通常、ニンニク、唐辛子、パセリ以外ペペロンチーノに具材を入れないので
ニジマスが入ると味が重たくなることは刺身を食べた段階で思っていたのですが
こやつが皿をまとめ上げてくれます。
~食べているときの脳内~
ニジマスとスパゲッティを頬張ればものすごいパンチをくらい
キャベツとスパゲッティを頬張ればまたパンチをくらえる口に戻る。
悪魔的なループに思わず半分(1人前)を軽く食べ残りもう半分・・・
早くも折り返しとなり名残惜しい気持ちになるも
ストレートに終わるのはなんだかもったいないと思ってしまう。
もっと試合を楽しむために味変カンフージェネレーションを起こそう!!!
おっと…
コンビネーションを忘れていた…
ニジマスとキャベツとスパゲッティを頬張ったらどうなる??
これまで攻撃と防御を繰り返しているような気持ちだったが
化学反応が起きる
同時に攻撃と防御をしているぞ…
インターバル(水を飲む行為)をせずに無限に食べられそうだ…
もう半分食べてしまい残り1/4となってしまった。
味変カンフージェネレーションを起こすことを忘れてしまっていた!?
まるで時が止まった感覚。
我に返り、残りをさらに半分に分けて
半分にブラックペッパーをカリカリ…
もう半分には一味をパラパラ…
ここで国別対抗戦が始まる。
ブラックペッパーは徐々に苦しくなる要因である脂と油を押さえつけるように
爽やかな香りと刺激的な味わいをもたらしてくれる。
幻のシックスマンと呼んで謙遜ないだろう。
スパゲッティとの相性は間違いない。
一味はどうだろう…
「おおっ!!!」
こやつは脂と油と手を取り合っている…!?
ブラックペッパー程の爽やかさはないが持ち前の鋭い刺激が心地よい。
2つのアブラを引き立たせてくれる優秀なサポートメンバーだ
より食欲をブーストしてくれる。
これはこれで美味しい…!
ここで試合終了。
これまでのニジマスを使用した料理で一番白熱した回であることは間違いない。
そう確信したマリクであった。
ー完ー
という訳でめちゃくちゃおいしかったです。
伝わってもらえれば幸いです。
これを食べ終わり閃いたのですが、
少しずつ温かい日が増えてきたので、塩サーモンならぬ
塩ニジマスを作り、冷製パスタをつくったら飛べそうな気がします。
他にもニジマス料理はなんでもやれそうなので
どんどん作ってみようと思います!
おいしいニジマス料理があれば是非コメント待っています!
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